2016年2月10日水曜日

タボラへのお客さま!

大分、久しぶりですが、ブログを更新します。

昨年10月、タボラに日本からお客様がありました。
タイのマヒドン大学で熱帯医学を勉強していた時に、日本語教会で出会った鈴木みどりさんです。彼女は公衆衛生修士課程で学んでいました。タボラでの働きに興味を持って訪ねてくれて、嬉しかったです。
彼女の楽しい感想を、許可を得て転載します。

2015/10/18
タンザニアのタボラの大司教区で医療ボランティアをされている金井さんご夫妻を訪ねました。
屋外のレストランにて

JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)からワーカーとして派遣されている医師の綾先生が、私のタボラ滞在中の訪問先の調整をしてくれました。(5日も滞在する計画を立てて申し訳ないですが、おかげで、かなり贅沢な時間を過ごしております。)
タボラの大司教区の神父であり、保健局長でもあるFather Alexには、ビザ取得ための招待状を書いてもらうことから始まり、お仕事内容まで説明していただきました。
大司教区の保健局は、病院やクリニックなど10の医療機関を管理しています。
管理の仕事として、各施設に問題点があれば改善のアドバイスをしたり、各事業の調整(ミーティングを設定して、事業の責任を割り振ったり)、政府が標準化したガイドラインの導入をするなど。
また、JOCSなど海外からの支援を受けて医療に関する視察を3月毎に実施しています。
各施設のデータをまとめて年間レポートを作成し、政府や協力団体に提出しています。正確なデータを継続して記録できるようにJOCSが支援しています。
綾さんは、日本から来たワーカーだけが活躍しても、いなくなったらその活動が終わるのでは意味がない、現地の人が継続してできるようにすることが必要だと考えています。(普段の病院での診察以外にやっていることで、素晴らしいです。)
保健局長のFather Alexは医療の専門家ではないので、専門家のお二人の助けが大事だと話していました。
州立病院
大きな問題は、人材不足と予算不足で、タボラ地区で医師が10万人当たり2.6人、看護師が1万人当たり2.1人です。
人材の育成のために、JOCSから奨学金も提供しています。病院の職員達が正看護師やMedical doctorになるために使われています。
日本でカトリックの教会に行ったことがなかった私は、今まで大司教区というものを知りませんでした。
タボラ州の中に大司教区があり、その管轄下に学校や病院、教会があり、クリスチャン以外にもムスリムも平和に暮らしています。教会の敷地内の学校は貧しい家の子供たちの授業料負担を安くしており、宗教に関わらず生徒が集まっています。
土曜日はその学校の卒業式があり、参加させていただきました。素晴らしい歌声とダンスに感動しました。

訪問に協力して下さったJOCSの方々と現地の皆さんの温かな歓迎に感謝します。
ミハイオ中学校
柵の無い動物園

2015/10/20
JOCSのお二人にタンザニアのタボラの教会に連れて行ってもらいました。
現地では直毛が珍しいんだそうな。子供たちに頭いっぱい触られました笑
Today we joined worship in a church where Father Alex has preaching. I was moved by beautiful singing voice and dancing.
Children got interested in our straight hair.

10/22
タボラを離れてダルエスサラームへ到着。
なんだかとても寂しいなぁ。
JOCSの二人の活動を見て、仕事を始める前の準備の積み重ねや覚悟、忍耐強さを感じた。
立場が違うのに沢山のものを見せてくれて教えてくれた温かさに感謝です。
Dr. Ruthにも会わせてくれて、看護師にできることを改めて気づかせてくれた。本当にありがとう。
Arrived at Dar Es Salaam from Tabola✨
I already miss you Aya and Kazu.
I noticed you prepared a lot to become volunteer there.
Thank you for showing your activity. You and Dr. Ruth let me know what nurse can do more.
     

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。