2015年6月28日日曜日

小学校での出会いと診療所の看護師さん


5月の半ばから、施設内の小学校を夕方に訪問するようになりました。子供達とスワヒリ語でお話するためです。先天性の身体障害のある子、感染症により麻痺やてんかんの後遺症が残った子、そして、タンザニアでは人身売買の被害にあいやすい先天性白皮症(アルビノ)の子が暮しつつ学んでいます。敷地内で子供達は元気に遊び、いつ行っても話しかけてくれます。長期休みに帰省したら、両親の手伝いをしたいそうです。敷地外での生活の色々な困難が思われ、でも今は何も出来ず…いずれ、少しでも子供が楽しく暮す役に立てたら良いなと思いました。

放課後に、小学校付属の診療所に、スワヒリ語の医療用語を知りたくて、顔を出すようになりました。診療所の看護師さんは、初対面のときは、突然来た私を見て不審気で、私は外国人だし、医者だし、あまり歓迎されないのかも…と落ち込みました。その後、診療所への訪問許可をもらいに行った小学校の校長先生が、「この人は救世軍の敷地に住んで勉強して、子供達とも話しているし、教会でも歌っている人だから大丈夫」と彼女に推薦してくれました。それから、看護師さんが笑顔を見せてくれるようになりました。ここのコミュニティの人から信用してもらえたのが、嬉しかったです。その後、この看護師さんには、スワヒリ語の問診や処方の書き方を教えられたり、子供の健康についての勉強会に参加させていただいたりなど、お世話になっています。



夫のタンザニア日記8⃣

6/20(土)
ここ3週間雨が一滴も落ちてこないダルエスサラームです。道路は砂埃がひどい…
今月はここタンザニアで、私と同じ2人の日本人男性看護師さんに出会いました。
お一人はタンザニアの病院で医療マネジメントをするため。もう一人の方は眼科の白内障手術をする日本のボランティアの方々と共にいらっしゃいました。
日本でも男性看護師はまだ6%弱、不思議なご縁を感じました。2人とも、優しさオーラを発していました(^-^)
また眼科のボランティアチームの方々と一日ご一緒しました。手術の技術提供だけではなく、今まで顕微鏡や手術器械、滅菌器や医療材料など様々なモノを寄付してきたそうです。国際貢献の活動に改めて感心させられました。
写真はボランティアの男性看護師さんと。もう一枚は誕生日会に招待された時、相方と紙で作った花です。60枚の紙で5時間以上かかりましたが、贈った時に喜んでもらえました。


6/21(日)
今日は「父の日」。今宿泊している救世軍の日曜礼拝で、お父さん方にカードとクッキーが贈られました。私もまだ父親ではないのですが、「男性」ということでいただきました。
父の日も母の日も、両親に感謝の意を伝えるイベントですが、昔は照れ臭くてうまく言葉にできなかった記憶が…特に父の日。
歳を重ねるにつれて電話くらいはするようになりましたが、今年は距離も離れているので、近況報告も兼ねながら。元気そうな声にいつにも増して安心しました。
昨日はダルエスサラームに住んでいる日本人の方々と中華ランチ。7月から行くタボラには多国籍料理店はないので、日本人になじみのある味を楽しみました。
本拠地への移動準備を進めていきます。



夫のタンザニア日記7⃣

6/14(日)
ここ最近は平日のスワヒリ語研修で頭も心もいっぱいになり、かつ週末はダルエスサラーム市街に出かけることもあり、すっかりFBの更新をサボってしまいました。もう少し心に余裕が持てるとよいのですが…
今回は写真にもありますティンガティンガのお話し。
50cm四方の原色鮮やかな絵なのですが、このような絵を日本に送ることになり、海外発送可能のお店で買いました。絵を包装するのに話しをしながら40分。そして発送方法は「タンザニア人が窓口に持っていったほうが安いから(ホントかどうかは不明)」と店を閉め、一緒に某運送会社窓口へ。確かに「海外発送可能」でしたが、この手段にはビックリ。しかし残念なことに受付時間が終了しており…この後色々な出来事があったのですが、長すぎるので割愛。なんとか3日後に発送してもらい、先週無事に日本に到着。その店員さんは大変親切で、後日教会の礼拝にも誘っていただきました。ありがたいことでした。
最近、住んでいる敷地内にいる子猫(スワヒリ語でpakaといいます)に癒されています~




2015年5月26日火曜日

夫のタンザニア日記6⃣

5/17(土)
ここタンザニアは雨季で天候が優れなかったのですが、やっと昨日、太陽さんが顔を出してくれました!10日ぶり位でしょうか。語学研修前に朝から喜びながら洗濯してしまいました。
晴れ続きで暑いと雨が欲しくなり、雨続きでジメジメばかりだと太陽が欲しくなる…そんな都合良すぎな私です。
さて、最近頭を抱えてしまうのは、その語学研修のスワヒリ語。あまりの自分の言語理解能力の低さに閉口…英語も難ですが、やるしかありません。おかげで平日の徒労感と休日の開放感はいつも以上に大きくなり、就職や異動したばかりの頃を思い出したりしました。
「乗り越えられない試練は与えられない」とも言いますので、それを信じて進んでいきます。もしかしたら、これはまだその「試練」でもないのかもしれませんが…
近況はタンザニアでの看護師免許を取得しました。が、1年毎の更新が必要!?期限や更新についての説明は書類になかったような…でも逆にないということは、設定されているけれど書いてないだけという捕らえ方もできるので、そう理解することにしました。
ここは日本、ではないのでした。


2015年5月16日土曜日

嬉しかったこと。

(Eng.ver is below)
嬉しかったこと。
タンザニアは今雨期です。ここ一週間は、雨に降り籠められ、周りに胃腸炎やマラリアの人も出て、市街地は冠水していると言うし、スワヒリ語も難しいし…と、気持ちも停滞気味でしたが、今日、母の日は久しぶりに晴れました。雨上がりにランニングしていると、家の前でサッカーしていた男の子が空を指差し、見ると、大きな虹が出ていました(*^o^*) 急いで夫を呼んで、一緒に見ました。いつかの約束が果たせて、嬉しかったです。次は、タボラ州に赴任したら、二重の虹を見たいものです。写真は虹と、アフリカのカタツムリその2です。
Rainbow after the rain.
We’ve had rain and stayed in the compound for this one week. And we even heard some sad news of infectious disease and flood in city center… But, today we got the Sun again in this Mother’s Day. Thank Lord. When I go out for exercise, a boy playing football pointed the sky. We’re astonished to see a big rainbow! I rushed back to home to call my husband to share this special moment. Because, when we engaged, we promised to see a rainbow in Tanzania together. I thank Marius for having me to see the rainbow. Thank God to let us keep the promise. Next, I hope we will see a double-rainbow in Tabora! 
Tunamshukuru Mungu kutupa upinde mzuri baada ya siku za uvua.


ネパールの地震

ネパールでの大きい地震のあと、また大きい余震がありましたね。遠くに居て、出来ることは少ないけれど、知り合いもいるのでどうなっているか心配しています。
私が派遣されているNGOであるJOCSの、ネパールの協力団体も被災し、被災者支援にもあたっています。お祈りに覚えて、支援に協力いただけたら、とても嬉しいです。

http://www.jocs.or.jp/news/4615.html




夫のタンザニア日記5⃣

5/7(木)
タンザニアは3~5月は雨季なのですが、昨日から本格的に降り続いています。日本の梅雨のようにシトシトではなく、ザ~ザザ~ザザザ~とときには強風&雷と共に降っています。
昨夕、タンザニアの気象庁から「24時間で50mm以上の雨が降るから気をつけて」と注意報が出ました。が、おそらく100mm以上降り続いています。「確かに50mm以上だけど…」と思いながら空と水たまりを眺めているところです。
こんな時に元気なのは、カタツムリさん。このサイズでも中くらいです。大きさを自分の手と比べてもらえればと思って撮影したのですが、…皆さん僕の手のサイズが分かりませんよねorz 15cmくらいでした。
ダルエスサラーム市内は冠水している道もあるようですが、水が少ない地域では貴重な雨季。
自然を畏れながら共に歩んでいくしかありません。



5/2(土)
こちらは5/1がメーデーで祝日でした。日本はGWですね。日本製手帳を使っていると、赤い日付を見て「こちらは休み、ではない…」と思ったりしております。
さて、一昨日は日本人向けの旅行会社さんなどを訪問し、色々な情報をいただきました。現在タンザニアには300人程の日本人が滞在しているそうです。長期滞在するタボラにも、いらっしゃるとのこと!日本人は私達以外いないと思っていたので、嬉しい一報でした。
夕方になり、ダラダラ(マイクロバス型路線バス)で帰ろうとバス停に行ったら、マイクロバスがすし詰め状態で、おそらく40人は乗ってそう…乗れないそしてどうやって降りるのだろう、渋滞もヒドイし…
ということで、1時間トコトコと歩いて帰りました。
帰り道、子ども達に「Hello!」とニコニコしながら言われたので、「Habari za jioni~」とスワヒリ語で返したのですが、もしかしたら珍しい外国人からは「Hello!」と言って欲しかったのかな?などと後々考えつつ、一緒に歩きながら帰ったのでした。
写真はある日の夕食。確かベジタブルカツレツを朝に頼んでおいたのですが…(コロモ無しの具のみ?)
最近はありそうな食材を予想しながら注文しています(^-^;

4/28(火)
まずは25日にネパールで発生した大地震。私も15年前に行ったことがあります。どうか被災された方と救援に携わっている方々が護られますようお祈りいたします。
今日は授業で習ったスワヒリタイムをお伝えします。
スワヒリ語圏では夕方7時を一日の始まりと考えます。なのでPM7時=スワヒリタイム1時となります。6時間のズレがあることになります。
タンザニア人に「朝は何時に起きるの?」と聞いたら、「朝の12時」と返ってきました。最初は「ん!?」と思いましたが、AM6時のことなのです。
普通にスワヒリタイムで返答されます。待ち合わせなど約束するときは、「昼の8時ということはPM2時だよね?」などと確認した方がよいです。
色々な文化がありますね。
写真は相方がスワヒリタイムで混乱しないよう自作したものです。
ちなみに「KUSOMA SAA」は「時間を言ってみよう」
「Sasa ni saa ngapi?」は「今は何時ですか?」の意味です。